前回「TQQQ トライオートETF ヘッジャーロジックの解説」の続きです。
見てないよ、という方は下記からどうぞ。
TQQQ トライオートETF ヘッジャーロジックの解説
さて、それでは前回の続きで買い設定の内部設定値について考察していきたいと思います。
<買いエントリー価格算出方法>

上の図は、ヘッジャーロジックによる買い設定を一覧化したものです。
どうやら18本の設定は2設定で1セット(No1とNo2、No3とNo4・・・)になっており、
エントリー価格は買いレートと利確幅とフォロー値によって決まっているようです。
利確幅はカウンター値の絶対値を10分の1した値になっているようですが、
そもそもカウンター値がどう設定されているのかはデータが少なく分析できてません・・・。
※大体が1.06の倍数になっているようですが・・・この1.06がどのように決まっているのか不明
この設定で、どのようにポジションを持ち利確されるのか、説明したいと思います。
<ヘッジャーロジックの動き>

はい、インヴァスト証券さんのホームページで見たことある画像です。(インヴァスト証券さんから引用)
この画像見てもいまいちピンとこないと思いますので、実際の設定値を当てはめながら説明します。
<上昇局面でのポジション保持及び利確>
先ほど説明した「買いエントリー価格算出方法」説明図のNo.1の設定を例に説明します。
エントリー価格:132.42(指値)、133.54(逆指値)
利確幅 :0.42
フォロー値 :0.56
カウンター値 :-4.25
上記設定が高いパフォーマンスを発揮するのは、下記の様な値動きの時です。
※わかりやすいようにスプレッドは0.75固定です

上記のような値動きをした時に、どこで新規ポジションを持って、どこで決済するのか?
詳細が下記の通りです。
※最初の波の部分のみの拡大図です

価格が下がって買ASKが132.42となった時にポジションを持ちます。
その後は利確幅が0.42の為、売BIDが132.42+0.42=132.84となった時点で決済売りします。(図の紫)
決済時に次のエントリー価格が決められますが、その時点の買ASK+フォロー値となるため、
132.84(売決済レート)+0.75(スプレッド)+0.56(フォロー値)の134.15が逆指値で買い注文されます。(図のオレンジ)
※指値として、その時点の買ASK+カウンター値の129.34も注文されますが、レートが上昇するため意味がありません
その後レートが上昇し、買ASKが134.15になった時点で再度ポジションを保持、
レートが上昇する限り上記の繰り返しになります。
そして、決済後のポジションがない状態でレートが下がれば、指値のエントリーで
ポジションを持ちます。(図の赤)
※138.78(決済時買ASK)-4.25(カウンター値)の134.53です
No.1の場合ではこのレンジで動くのがい感じですね。
他にNo.2~No.18までの異なる数値での設定があるため、いろいろなレンジの値動きに
対応できるのでしょう。
<買い注文状況>

<下落局面でのポジション保持及び利確>
同じく「買いエントリー価格算出方法」説明図でNo.1の設定を例に説明します。
エントリー価格:132.42(指値)、133.54(逆指値)
利確幅 :0.42
フォロー値 :0.56
カウンター値 :-4.25
※ASKとBIDのスプレッドは0.75固定とします

詳細の動きは下記の通り。

上昇局面の説明よりも、利確が少ないですが下落なので仕方ないかなと。
これらことからヘッジャーは上昇局面に強いことがわかりますね。
ナスダック100トリプルはほぼ右肩上がりなので、上昇局面に強いのはとても良いですね。
さて、ここまででヘッジャーロジックの解説は半分です。
残り半分は売り設定です。
長くなりそうなので、別の記事にさせてください。
次回もお楽しみに。
トライオートETF ヘッジャーロジックの解説③(売り設定について+動きの総括)TQQQ
見てないよ、という方は下記からどうぞ。
TQQQ トライオートETF ヘッジャーロジックの解説
さて、それでは前回の続きで買い設定の内部設定値について考察していきたいと思います。
<買いエントリー価格算出方法>

上の図は、ヘッジャーロジックによる買い設定を一覧化したものです。
どうやら18本の設定は2設定で1セット(No1とNo2、No3とNo4・・・)になっており、
エントリー価格は買いレートと利確幅とフォロー値によって決まっているようです。
利確幅はカウンター値の絶対値を10分の1した値になっているようですが、
そもそもカウンター値がどう設定されているのかはデータが少なく分析できてません・・・。
※大体が1.06の倍数になっているようですが・・・この1.06がどのように決まっているのか不明
この設定で、どのようにポジションを持ち利確されるのか、説明したいと思います。
<ヘッジャーロジックの動き>

はい、インヴァスト証券さんのホームページで見たことある画像です。(インヴァスト証券さんから引用)
この画像見てもいまいちピンとこないと思いますので、実際の設定値を当てはめながら説明します。
<上昇局面でのポジション保持及び利確>
先ほど説明した「買いエントリー価格算出方法」説明図のNo.1の設定を例に説明します。
エントリー価格:132.42(指値)、133.54(逆指値)
利確幅 :0.42
フォロー値 :0.56
カウンター値 :-4.25
上記設定が高いパフォーマンスを発揮するのは、下記の様な値動きの時です。
※わかりやすいようにスプレッドは0.75固定です

上記のような値動きをした時に、どこで新規ポジションを持って、どこで決済するのか?
詳細が下記の通りです。
※最初の波の部分のみの拡大図です

価格が下がって買ASKが132.42となった時にポジションを持ちます。
その後は利確幅が0.42の為、売BIDが132.42+0.42=132.84となった時点で決済売りします。(図の紫)
決済時に次のエントリー価格が決められますが、その時点の買ASK+フォロー値となるため、
132.84(売決済レート)+0.75(スプレッド)+0.56(フォロー値)の134.15が逆指値で買い注文されます。(図のオレンジ)
※指値として、その時点の買ASK+カウンター値の129.34も注文されますが、レートが上昇するため意味がありません
その後レートが上昇し、買ASKが134.15になった時点で再度ポジションを保持、
レートが上昇する限り上記の繰り返しになります。
そして、決済後のポジションがない状態でレートが下がれば、指値のエントリーで
ポジションを持ちます。(図の赤)
※138.78(決済時買ASK)-4.25(カウンター値)の134.53です
No.1の場合ではこのレンジで動くのがい感じですね。
他にNo.2~No.18までの異なる数値での設定があるため、いろいろなレンジの値動きに
対応できるのでしょう。
<買い注文状況>

<下落局面でのポジション保持及び利確>
同じく「買いエントリー価格算出方法」説明図でNo.1の設定を例に説明します。
エントリー価格:132.42(指値)、133.54(逆指値)
利確幅 :0.42
フォロー値 :0.56
カウンター値 :-4.25
※ASKとBIDのスプレッドは0.75固定とします

詳細の動きは下記の通り。

上昇局面の説明よりも、利確が少ないですが下落なので仕方ないかなと。
これらことからヘッジャーは上昇局面に強いことがわかりますね。
ナスダック100トリプルはほぼ右肩上がりなので、上昇局面に強いのはとても良いですね。
さて、ここまででヘッジャーロジックの解説は半分です。
残り半分は売り設定です。
長くなりそうなので、別の記事にさせてください。
次回もお楽しみに。
トライオートETF ヘッジャーロジックの解説③(売り設定について+動きの総括)TQQQ